浸染(しんせん)は、文字通り染めるモノ(被染物)を染液に浸して染める手法です。
そのため、すべて同色に染まりますが、異なる繊維でできた布を染めたり、絞り染めなどの方法を使うと浸染でも柄や模様のある染色ができます。
時間がかかってもきれいにしっかりと染めたい時に--。
均染剤
促染剤
固着剤
ソーピング剤
色ムラを出しながらしっかりと染めたい時に--。
促染剤
固着剤
染料の濃度は「%」で表されます。「%」は被染物の重さに対する染料の重さになります。
たとえば染料の量が2%の場合、被染物が100gなら染料2g、200gなら4gの染料が必要になります。
同条件で染色した場合の繊維別色見本になります。
また、綿や麻など同じ名称であっても染まり方は異なります。
色目にこだわる場合は実際に染める被染物と同一の素材でテストをしてください。
綿
絹
麻
キュプラ
リヨセル
レーヨン
お湯の量を変えた場合の染色後の色見本になります。OWNLY ONEは被染物の20倍の湯量をベースにしています。
OWNLY ONE染料はお湯の温度を60℃に設定しています。
温度管理は厳密に60℃を保つ必要はありませんが、高温すぎると想定以上の濃さで染まり、低温すぎると薄い色で染まります。
60℃で染めた場合
常温で染めた場合
熱湯から染めて
加温しない場合
染色時間は、被染物投入後5分間、促染剤10分✕2回で20分間、固着剤5分✕2回プラス30分1回で40分間、染色にかかる時間はトータル65分になります。
時間に関しても通常は長い時間染色していれば想定以上の濃さになり、短いと薄い色で染まります。